海浜鉄道日誌

市公共交通活性化委 レベル高し これは強み

公共交通活性化委員会。

明確な答えの出にくい公共交通問題をテーマとし、一般市民を含め幅広い層から委員を募ることから、「国の定めだから形だけやっとこう」といったスタンスになりかねません。

が、先日の委員会に出席して「ひたちなか市についてはレベルが高いな。」と感じました。

美乃浜学園駅の建設について、その経過などを詳細に報告。

これについてただ説明で終わるのではなく、委員のお一人から「駅のバリアフリー化だけでなく乗降時の段差も解消されているか。」といった核心を突いた質問が。

また、延伸事業の許可については、配布資料を追っていくと「第1種鉄道事業」などの業界専門と思われる用語の説明までもする流れに。

コミュニティバスについても、細かい停留所の移設やほんのわずかな路線変更についてもすべて経緯を説明した上で協議。

自分のようなバス事業を少し齧った人間じゃないと難しいかな、と感じていたらこれについても質問と事業に対する応援の声が。

皆さん、ちゃんと市側の説明を理解されています。

前代未聞の湊線延伸については、こうした公共交通に対する市民の理解があって、ここまでこぎつけることができた気がします。

高い市民力とそれを適切にリードする行政。

これは強みですね。

事業者、負けずにがんばらないと怒られそうです。