海浜鉄道日誌

観光輸送の限界を知る そして感謝

 20日、土曜日。ネモフィラも見頃を迎え、海浜公園への輸送も春のピークとなったようです。

 勝田駅では、10時台に臨時特急2本、定期特急1本、上野からの普通電車(水戸・土浦駅での乗り継ぎ便含む)2本がそれぞれほぼ満席で到着、過去に例を見ないくらいの人出となりました。

 受ける10時43分の湊線列車については、勝田駅での誘導案内をストップ、当初から乗り継ぎを予定しているお客さまだけにご利用をしぼる態勢を取りました。

 それでも、3両の編成は満員。列車こそ積み残しがなかったものの、阿字ヶ浦・海浜公園海浜口間のシャトルバスは2回転することとなりました。

 これを受け、16時台の臨時特急への乗り遅れを防ぐべく、帰りのシャトルバスは14時台からピストン運行、どうにか定時運行を確保することができました。

 今回の教訓その1。1列車で特急3本を受け切る力は、なし。茨城交通の直行バスも長蛇の列。輸送力増強には要工夫。勝田・那珂湊間のローカル便の増発も一案か?

 教訓その2。3両満車の場合、シャトルバスの必要台数は5台。集中時間帯に限りチャーター数を増やすか?

 教訓その3。JR列車内での誘導案内が効果的。今後ともJR営業サイドとの連携を取っていくべし。難しいと思うが、定期列車にもチラシを設置してもらえたら。

 教訓その4。乗車が分散する復路のシャトルバスについては、ピストン輸送が効果的。公開されている時刻に乗り場に行けば、時刻表どおりに那珂湊・勝田駅に到着できる態勢を組めることを実証。

 その他にもいろいろと感じることが。いいところは活かして改善していかなければいけませんね。

 そんな中、本当にたくさんのみなさんにご利用いただきました。

 感謝いたします。