海浜鉄道日誌

イレギュラー 読めない年度収入

 黒字回復を目指す今年度も、もう2か月と1週間が経過。

 ひたちなか海浜鉄道は、ヘビーユーザーである通学利用のお客さまの年間定期利用割合が大きく、また観光利用についても一番のピークがネモフィラ輸送ですから、通常、この時期に当該年度の年間営業収入の目算がほぼ立ちます。

 が、今年は例外。

 コロナが一段落して、秋のコキアシーズンに大きな伸びが期待できるかも。半面、まだ6月以降の沿線イベントの開催が不確定です。

 通学定期についても、一昨年学校の休業に合わせて定期券の使用期間を1カ月延ばしたため、その後の購入時期がかなりばらばらになっています。

 (実際、5月は中旬以降の各駅納金額が令和元年度を上回る状況)

 プロとして情けない話ですが、今年度の収支は「まだ、読めないなあ」が実感です。

 イベントが再開して、ストレスを溜めていた旅行好きのみなさんがみんないらっしゃって、天候に恵まれて、貸切運用も人気が定着して、ロケもいっぱい来てくれて。そして、3期ぶりの黒字計上。

 そんなふうにならないかなあ。

 まあ、まだ期待が持てるだけ、いいとしましょうか。