海浜鉄道日誌

上期輸送人員過去最高 さて

先日報告のとおり、本年度上期(2019年4~9月)の輸送人員及び旅客運輸収入が、開業以来最高を記録しました。

まず、皆さまのご利用に深く感謝いたします。

さて、その内訳。

定期外旅客については、非常にわかりやすくゴールデンウイーク10連休が好天に恵まれたことや茨城国体の特需が大きく貢献しました。

これらの特需を除くと、ほぼ前年並みのご利用です。

ちょっと意外だったのが定期旅客。

通勤定期輸送人員が前年比113.4%と二ケタの伸び。

景気が好調を維持していて、ご利用が安定傾向にあること、早朝から深夜まで40分ヘッドの利便性が周知されてきたことなどが要因と推測されますが、それでもこの伸びは説明しきれません。

さらに答えが出ないのが通学定期旅客。

少子化に伴いここ数年伸び悩んでいたものが、今年は輸送人員で9.1%の伸び。

海洋高校への通学が県域を越えて広範囲化していること、中高一貫校への通学が見られたことなど、いくつか推測されますが、二ケタ近い伸びの説明にはなりません。

しっかり分析する必要がありそうです。

湊線の存在が、鉄道通勤利用や沿線高校への志向を高めているとしたら、うれしいのですが。