海浜鉄道日誌

キハ222 どう活かす

阿字ヶ浦駅に留置中のキハ222。

かなり劣化が進んで、心配の声が多く聞かれます。

活用方として、今、一番話が進んでいるのが「鉄道神社」。

那珂湊の商店街で静態保存し、交通安全や安産の神様として祀ろうというものです。

合わせて「商店街再活性化の起爆剤に」という期待も込め、三鉄ものがたりのみなさんが核となって運動が進められています。

が、実現へはいくつかハードルがあるのが現状。

留置場所の確保、車両の移動、保存施設の整備、そして何より車両自体の保全。

どれにもお金がかかります。

そして、維持していく体制づくりも大切。

「とりあえず車両補修のためにクラウドファンディングは?」というお声もお聞きします。

が、「とりあえず」は禁句。

クラウドファンディングは、同じ媒体で2度目は成立しない確率が高いそうですから、奥の手に取っておくべきでしょうね。

また、「とりあえず」目先の問題(車両の補修)だけをクリアしてその後は?

それで終わりでは、寄付をしていただいた方にも失礼極まりない許されないことに。

人間すべてが旅好きでもなく、人間すべてがレトロ車両好きではありません。

当事者として、単純な感情論や懐古主義ではキハ222は残せないと痛感しています。

場所、カネ、そしてみんなが幸せになれる活用方法(現在進んでいる鉄道神社)…。

いい知恵は、ないでしょうか。

会社も一生懸命考えますから。