海浜鉄道日誌

踏切事故? どうしたら

25日、JR東海のある路線に乗車中のこと。

運転席から警笛が。

見れば前方を腰が曲がった相当高齢の男性が線路を横断中。

警笛を鳴らせど線路わきでぐずぐず。

列車は制動をかけ、やっと線路敷きから逃れた男性の横を通り過ぎたところで停止。

見れば、遮断稈でふさがれた人がやっと通れるような細い道。

ぐずぐずしていたのは、遮断稈をかいくぐるためだったようです。

駅進入直前で減速していたため、辛うじて事故になりませんでしたが、肝を冷やす出来事でした。

そのおじいさんは、事の重大さを全く自覚していないご様子で、すでに並行道路を渡り視界の外。

湊線の延伸構想で、一つの課題になっているのが踏切。

原則として踏切の新設は認められません。かといって、高架や地下では建設費が膨大となり夢が一気に遠のきます。

常々「ローカル線と都市鉄道は違うんじゃないか」と少々不満に思っていましたが、こんな事例に遭遇すると国の方針にも一理あるんだな、と感じてしまいます。

とにかく安全第一。鉄道施設への侵入は絶対やめてください。