海浜鉄道日誌

小湊鉄道元気 こちらが勉強に

 20日、小湊鉄道「こみなと待合室」で、ローカル鉄道・地域づくり大学自治体政策編出張講座開催。テーマは「廃線危機を救った地元住民。まちづくりが目的であって鉄道は手段。」

 ということで、おらが湊鐵道応援団伊藤事務局長と自分が60分余り経験談を中心にお話し。

 しっかりと地域鉄道の可能性を感じていただけたようです。

 が、逆にこちらが勉強になったことがたくさん。

 会議には、これまで小湊鉄道と地域の活性化にがんばってきたみなさんや沿線の町会長さんたち、まちづくりに携わる方々、銀行や沿線企業の方など、多方面の方が出席。このメンバーの集結は、まさに共創。こちらがお話することもないのかも、と思わせます。

 また、鉄道自体の営業戦略も秀逸。車内でビールと日本酒を楽しむ「夜キハ」は好評で、この日も満席。すごいのが、鉄道だけでなく沿線の商店などがおつまみやお土産を車内販売、また、都内の公園では手持ち花火の使用が厳しいことを逆手にとって、運行中に花火を楽しんでもらう工夫も。

 これらが功を奏して、ビールと日本酒というおじさんっぽい立て付けにもかかわらず、都内から年齢層の高くない女性が多く参加され、連日満員、とのこと。告知も女性のインフルエンサーにお願いしたのが良かった、とか。

 参考になります。

 そのままパクっちゃってもいいのですが、そこは一工夫。

 ビア列車をバージョンアップして、来夏の人気企画にしてみましょうか。

 せっかく築いた良縁。

 日本の地域交通再構築のため、大切にしていきましょう。

 千葉と茨城、日本のローカル線を救う。