海浜鉄道日誌

航空機ルールも知っておかないと

 5日、民鉄協地方交通委員会現地視察2日目。

 三原から帰路へ。雨により新幹線も航空便も大きく乱れ。

 こういう時は、基礎知識があるとないとで大違い。

 バスで広島空港へ向かうも、その途中で搭乗予定便欠航のメールが。

 空港に着くと「バス車庫最寄りの西条駅まで送りましょうか」とのご提案。

 なんとか今後の行程が全くつかめないため、せっかくのお申し出を丁重にお断りしてANAカウンターへ。

 当たり前ですが、登場予定便はやっぱり欠航。その後の便もJALを含め空席待ち状態。

 カウンターのお姉さんによれば「差額をお支払いするので、新幹線に振替いただくことができます。または翌日の便に振り替えて、今晩宿泊も可」とのこと。

 翌日、地元で用があるので帰ることとしてあらためてご相談。(慣れないことゆえ、親切に教えてもらい時間がかかりました。お姉さん及び後ろのお客さん、申し訳ない。)

 その場で航空券の払い戻しを受け、リムジンバスで広島→新幹線で品川の振替。

 領収書があれば、リムジンバス代も新幹線運賃も出していただける(ただし航空運賃との差額のみ)とのこと。

 しかも、ウェブ上で手続きが可能。

 わかっていれば、西条駅まで送ってもらったのに。

 情弱は損をしますね。

 さらに「領収書が必要」ということで、自動券売機でリムジンバス乗車券を購入。出てきたのはクレジットカードご利用明細だけれど、時刻も運賃も発売場所(広島空港リムジンバス営業センター)も記載されているので大丈夫(であることを祈る)。 

 ほぼ満席のバスに乗り込み、間もなく発車。運転手さんが「このバスは、広島駅新幹線口は通りません。ご注意ください。」とマイクしていましたが、「じゃあ、在来線口には停まるんだろう」と勝手な解釈をしてのんきに構える。が、実際には、途中アストラムライン中筋駅のみ停車して広島バスセンターに直行する便でした。

 使い慣れていたら、こんなバスには乗らないんでしょうね。

 仕方がないので、広島バスセンター(紙屋町東)から路面電車で、昨日見学したばかりの広島駅(2階)へ。実際に乗車してみると、やっぱりすごい。電車が45‰の勾配を登って駅の2階に入っていくんですから。

 ちなみに、これには領収書がないのでSuicaの履歴画面をスクショしたけれど、これは払ってもらえるのかなあ。

 広島駅からは、直近ののぞみで品川駅へ。指定席はまだ空いていたもののB席のみ。「他人にはさまれて4時間弱はつらいな」と思い、一か八か自由席の列に並ぶと、広島駅で降車したご夫婦らしき方の後にE席を確保。鉄道だとこういうノウハウを持っているのに。

 のぞみは、発車時は定刻でしたが、新大阪駅で乗務員の手配がつかず20分の遅れ。結局当初予定のひたちには乗れず。

 なにかのルールで、えきねっとで購入した特急券・乗車券の変更ができず(勝田・都区内間の大人の休日往復乗車券+チケットレスで往復それぞれのひたち特急券)、やむなく湊線最終に接続するときわの特急券を再購入。

 ちょっとお金が多くかかりましたが、どうにかその日のうちに帰ることができました。ちなみにときわが4分遅れましたが、JRとの申し合わせで湊線はときわからの乗り換えを待って発車。助かりました。こういういいことはもっと告知しないといけないな、と自分が救われて実感です。

 とにかく、いろんな経験ができ、勉強になりました。

 JRさんに訊いてみたところ、乗り継ぎ列車の遅れにより予約していた特急に乗れなかった場合は、次の便にそのまま乗車するのが正解、とのことです。もちろん予約が入っていない赤ランプの席ですが。それが分かっていれば、料金の二重払いは避けられたのみ。やっぱり情弱は損ですね。

 あと、航空運賃と振替輸送の差額は、どこまで見てもらえるか、ちょっと注目です。

 新幹線代は大丈夫でしょうけれど、路面電車運賃は厳しいでしょうね。もしかしたら「領収書じゃなくてクレジットご利用控えだから、リムジンバスもだめですよ」と言われたりして。

 結果を待ちましょう。

 蛇足ながら、翌日に用がなければ宿泊がいちばんよかったのかも。1万5千円まで補償してくれるそうなので。