海浜鉄道日誌

津波警報 学び

 30日、津波警報。

 湊線は、発令を受け9時46分から那珂湊・阿字ヶ浦間の運転を見合わせ。

 18時30分の注意報への切り替えを受け、運転再開。

 まずは、路線も沿線も被害がなかったことに、ひと安心。

 そして、反省。

 9時46分に那珂湊駅に到着した阿字ヶ浦行列車(ここで運転取りやめ)を受け、社用車で6名のお客さまを振り替え輸送。

 4名は平磯までの地元の方でしたが、2名は阿字ヶ浦への観光利用。

 お客さまのご希望とはいえ、はたして警報の出ている地域へお送りしてよかったものか。

 実際、運転見合わせ後「代替手段はないか」「今から東京方面に帰りたいのだが」といった問い合わせがいくつも。

 また、警報発令後しばらくして避難指示も。

「ここで、ご旅行を控えられたら」とお話しするのがベターだったかな、と感じます。

 また、数日前に不具合が起きた無人各駅のモニターや放送装置が修理中で、迅速に情報をお伝え出来なかったことも反省材料です。(張り紙とお客さまからの問い合わせのみでの対応)

 ご案内機器なども「不具合即修理・回復」が必要だと痛感させられました。

 半面、報道については各メディアのこまめな対応により、情報が迅速かつ正確に伝わっていた、と感じています。

 とくにNHKでは、L字型画面により常磐線の運行状況と同格で運転見合わせの情報が流れており、運行再開も大きな間を置かずその旨の情報が。

 こちらは、助かりました。

 とにかく、貴重なノウハウ蓄積の機会。

 しっかりと振り返りをしていきたいと思います。