海浜鉄道日誌

通学定期券保護者さんの感覚

 21日、問い合わせのお電話あり。

「今度、高校を卒業して大学に進学します。引き続き湊線を利用するのですが、年間定期券のお値段はどのくらいになりますか?」

「ありがとうございます。運賃は同じです。」

「え?大学生も同じなんですか?」

「はい。JRさんと制度が違い、高校生と大学生の区分はしていません。」

「では、今の定期が5月中旬まであるのですが、通学証明書はJRのものといっしょに4月に交付してもらってかまいませんか?」

「はい。今の定期券を期限までご利用いただいて、その後大学の通学証明書をお見せいただいて新しい定期券を発行します。まあ、在席校は変わりますが便宜措置で。通学証明書も4月に交付されたものをご提示ください。」

「それと、中学生はいくらになりますか?」

「これも高校生と同額ですね。小学校を卒業すると大人運賃になりますから。」

「え、中学生は大人料金なんですか。」

 どうやら、兄弟そろって湊線をご利用いただけることになりそうですが、短い会話の中にいろんな”感じること”がありました。

 JRと制度が違うこと(JRさんは、通学定期券を大人・大学生・高校生・中学生に区分)、あらためて年間通学定期券というのがJR線にない制度であること、制度上整理が必要ですが進学した場合にも進学前の年間定期が使用を認めること、大人運賃は中学生から適用することを知らない人がいること…。

 ちょっとしたやりとりで、これだけ周知できていないことを知らされます。これに限らず会社のことをもっとちゃんと皆さんに知っていただく努力をすれば、さらにご利用が増えそうな。

 反省と希望をいただいた数分間でした。