海浜鉄道日誌

新鮮視点に目から鱗 日立アカデミー

 24日、日立アカデミーのPBL(問題解決型学習)本年度発表会が開催されました。

 日立製作所グループの前途を担うホープの皆さん10人が、ひたちなか海浜鉄道と日立製作所の相互発展を目的として数カ月にわたり湊線に密着。現状の問題点をピックアップし、解決法を提案していただくという、小さな会社にとってたいへんありがたい取り組みです。

 結果。

 鉄道に縁のない社会人としてまだ数年の若く柔軟な感性でのご指摘とアドバイス。

 感動しました。

 例えば、コロナ対策。

 現在、国内の鉄道運行車両でクラスターは発生しておらず、「現在の対策で対応可」という認識でいました。

 が、アンケートの結果、「つり革などに触れるのが不安」という声が出ていた、とのこと。これについて、車両乗降口に消毒液の設置が提案されました。

 安全確保の対策を自分たちなりに講じていて「これで大丈夫。なのに、みんな鉄道を敬遠してしまって、自分たちは被害者だ。」などと心のどこかで感じていた気がします。が、サービス業としてそれでは対応不足。「科学的根拠はともかく、心から安心して使っていただける」配慮が必要だ、ということを認識させられました。

  この他にも「なるほど。」と感じる提案がいくつも。

  目から鱗ですね。

  最後には「ご協力ありがとうございました。」とのお言葉。

  いや、こちらこそありがとうございました。

  今後とも、末永いお付き合いをお願いいたします。