海浜鉄道日誌

B.B.BASE 地元大歓迎

3日、茨城県のお誘いを受けてBOUSOU BICYCLE BASE(B.B.BASE)試乗。

自転車を解体せずにそのまま乗せることができる斬新な車両で、2018年1月から運用しています。

これまでは、BOUSOU(房総)の名のとおり千葉県内のみの運行でしたが、初めて茨城県の潮来・鹿島神宮まで乗り入れが実現しました。

スタッフのお話によれば、自転車愛好者の間で利用が定着し「新しいコースを」との要望があったことも、今回の乗り入れの背景にあったようです。

新規需要の開拓と定着の成功例として、大いに参考にしたいところです。

湊線の場合、ここまでの車両改造や専用車両の所有は難しいので、簡易的な方法でアイデアをお借りして前向きに検討ですね。

「勝田駅を想定した場合、自転車の運搬をどうしよう」とまず心配しましたが、この日はなんと潮来駅のホーム・改札間の階段をみなさん手持ちで昇降。

案ずるより産むが易し。どうにでもなるものです。

お堅いイメージのJRさんの柔軟な対応にも学ぶところあり。

そして、なにより驚いたのが、地元の対応。

潮来では、駅手前の北利根川に舟を浮かべて、みんなで列車に向かて旗振り。

ホームでは、民謡演奏と地元名産品のふるまい。

自転車愛好家という新しいジャンルのお客さまへのおもてなしの気持ちが、ひしひしと伝わる歓迎ぶりでした。

後続列車で向かった鹿島神宮駅ではもう片付けが始まっていましたが、同じようにおもてなしをされていた雰囲気です。

湊線でも、これからいろんなイベントが組まれています。

大いに参考にして、遠来のみなさんに喜んでいただかないと。