海浜鉄道日誌

減便開始 各社共通点が

5月1日から茨城県内私鉄4社も減便が実施されます。(真岡鐵道は4月29日から)

各社実態を鑑みてのダイヤですが、お互い情報交換したわけではないけれど共通点があるところに興味が惹かれます。

ひとつは、一番頻度が高く減便しやすい朝の通勤・通学時間帯が、ほとんど現行どおりであること。

減少しているとはいえ通勤の手段を確保すること、減便による三密の発生を避けたことによるものでしょうか。

ふたつめは、高校生の帰宅時間での減便。

実態に合わせた合理的な判断ですね。

みっつめは、ほぼ等時隔ダイヤは維持していること。

湊線などは、ほぼ1日40分間隔ですから減便は難しいのですが、関東鉄道などは夕方以降運行を間引きながら1時間3~4本の本数を確保しています。

そして、最終便は運行を維持していること。

出張もなく、夜の宴会もない状況でおそらく各社ともご利用はほとんど見込めないと推測されます(湊線もそうです)。

が、最終便の確保は必要なんですね(この時刻にいらっしゃったお客さまに「もう帰れません」というわけにはいませんので)。

営業環境の全く違う4社の共通点。

今後の地域鉄道運営に向けてのひとつの成果物でしょうか。

(ちっとも、うれしくありませんが。)