海浜鉄道日誌

ローカル鉄道・地域づくり大学福井視察 収穫あり

ローカル鉄道・地域づくり大学では、15日から1泊の行程で、地域鉄道先進地福井市の視察を行いました。

福井市では、湊線の延伸に先行するように(そんなつもりはないでしょうけれど)田原町でのえちぜん鉄道三国芦原線と福井鉄道福武線の鉄道・軌道直通運転を実現しました。

また、福井駅前も市内軌道の線路を駅前広場まで延伸、路線バス・JRも合わせて結節化を図るなど、公共交通の利便性向上に熱心に取り組んでいます。

こういう効果的な施策の結果、えちぜん鉄道は京福時代の事故による痛手を乗り越え、開業から10年で5割近くの輸送人員増を見ています。

また、経営危機に陥った福井鉄道も、現在立ち直りを見せています。

この日も、駅前でイベントがあったこともあるのでしょうが、試乗した列車はどれも満員。

ちゃんと手を打てば、地域鉄道はいくらでも力を取り戻せることを実感させていただきました。

こちらの活性化事例は、ひたちなか海浜鉄道に一つの指針を与えてくれていますね。感謝!

(それにしても、もう50年以上前に、富山地方鉄道富山市内軌道から射水線を経て加越能鉄道高岡軌道線まで車両まで統一して相互直通乗り入れを行っていた富山県は、すごいというほかないような…。)