海浜鉄道日誌

両備さんの地域公共交通総合研究所 別切り口からの模索

10日、一般財団法人地域公共交通総合研究所第4回シンポジウムに参加しました。

場所は岡山。言わずと知れた両備ホールディングスの研究組織です。

我がローカル鉄道・地域づくり大学は、実際の営業活動から地に着いた活性化策をまとめようとしています。

対してこちらの総研は、両備グループがこれまで手掛けてきた多岐にわたる交通運輸事業の再生をもとに、政策を含め幅広い観点から地域交通を活性化しようというもの。

目的は同じながらレベルに大きく差があります。

というわけで、毎年お勉強に行っているわけですが、今年も濃くて充実したシンポジウムでした。

えちぜん鉄道の活性化報告は、ちゃんと市民協働でがんばれば、ひたちなか海浜鉄道だけでなく他地域でも鉄道の再生は可能なことを認識させていただき、前途に光をいただいた気持ちになりました。

気仙沼線のBRTは、ちゃんと利用者に受け入れられていることも、そして実際の利用者と存続に携わる人たちの意識に大きな差があることも実証されており、認識を新たにさせていただきました。

そして、定期旅客の増加が活性化の一つの軸になっていること、観光列車など走らせなくても着実にお客さまが増えていること、などひたちなか海浜鉄道の経営改善化策は、全国の最先端を走っていると自負していますが、これが一般的な活性化施策の真逆を行っていることの再認識も大きな収穫でした。

何よりの収穫は、1時間だけ顔を出したRACDAの懇親会かなあ。

とにかく、久しぶりに充実した時間を過ごさせていただきました。ありがとうございます。