海浜鉄道日誌

枝川地区 沿線外の皆さんに

17日、ひたちなか市内の枝川地区新春懇談会からお招きがあり、お話をさせていただきました。

湊線からは少し離れていて、通常のご利用はほとんどない地区です。

こういった皆さんにお話を聞いていただくときは、改善が進む経営の現状、ビア列車などの意外な利用方法、テレビなどへの露出で市の宣伝とイメージアップにつながっていることなどをできる限り平易にお話し、通常利用されているお客さま以外にも湊線が役に立っていることをアピールすることにしています。

拙いお話の後、聴いていただいた地区の皆さんから、いくつものご質問やご意見をいただきました。これが貴重なのです。

「お話のとおり、実は1度も乗ったことがない。」(実情把握)

「もう少しで黒字化するのか。知らなかった。(=てっきり沿線のためだけに税金を使い続けるのかと思っていた、というニュアンスでしょう)」(がんばっているのに現状のアピール不足)

「この地区から乗車したいが、駅に駐車場などの設備はあるのか」(潜在需要があるのにサービス不足)

湊線を知っていただくための努力は、まだまだ足りないようです。

かつて、万葉線では支援団体のRACDA高岡が、「RACDAキャラバン」と称して沿線外の市民に対して「市全体としての万葉線の存在価値」についてお話を続けた結果、市民の理解を得て路線存続が決まった経緯があります。

湊線の価値を認識していただくため、そして営業増進のためにも、こういう活動はもっともっとやっていく必要がありそうです。

努力不足を痛感した一日でした。