海浜鉄道日誌

やっぱり地道な周知活動は大切 業界の常識は案外…

26日、両備バスまつりが開催され900人のお客さまがいらっしゃったそうです。

企画立案は、ローカル鉄道・地域づくり大学の卒業生で両備ホールディングスにお勤めの豊田さん。

この企画ですばらしいなと思ったのが、子どもたちにバスの乗り方をレクチャーしたこと。

参加した子どもたちの心の中には、しっかりと路線バスとその乗り方が刻み込まれ、将来の顧客になってくれることでしょう。

FaceBook上では、やはり卒業生の入江さんから「十勝バスが小学校に出前講座をしたところ、聞いていた子供たちが高校生になって顧客になり通学利用が増加した。」という情報もいただきました。

そうなんですね。

湊線でも通学定期が増加し続けているのは、開業以来継続して高校生に対し鉄道の良さをアピールしていることが最大要因だと実感しています。

これらの話を総合すると「定期券など宣伝するものではない」「地元は人口が減っているんだから利用者が減って当たり前」などという地域鉄道業界の常識が、案外常識でないことがわかってきます。

こういった活性化事例の実証こそ、ローカル鉄道・地域づくり大学の基本テーマです。

今夏のサマースクールでは、この辺のお話もさせていただきたいと思っています。

ご参加をお待ちしています。