海浜鉄道日誌

野立て看板 案外効果

19日、フォトライター栗原景さんのお誘いで「帰ってきた新幹線の車窓ナイト!」に参加しました。

栗原景さんの取材やレポートをメインに50周年を迎えた東海道新幹線についてあれこれ楽しくトークするイベント。会場のノリも良く楽しい時間となりました。

車窓から見える野立て看板も話題の一つ。新幹線から見える「プチプチ」の看板に興味を持ち、わざわざ広告主の川上産業から女性工場長を呼んでトークを展開するという、かなりコアな内容。

プチプチとは、物を搬送するときに緩衝のために巻く、用が済んだら子供が喜んで指でつぶしていく例のもの。

同社の野立て看板は、田んぼの真ん中にプチプチプチ…とただ文字が渦を巻いて小さくなっていくだけのイメージ広告。ただ見ていては何のことだか意味はわからないでしょう。

それでも栗原さんのようにわざわざ電車を降りてそこまで見に行く人がいればそれも宣伝。

さらによく見ればずっと続くプチプチプチプチ…の文字の中に、たまに「ポチ」「ペチ」なんかが紛れ込んでいます。

こんなもの車窓から見ていてもわかるはずはないのですが、やはりわざわざ見に行く人のためにちょっとしたユーモアを、との趣旨のようです。

野立て看板、意外に奥が深いようです。

湊線のどこかにもつけてみましょうか。広告条例が厳しくならないうちに。