海浜鉄道日誌

地域公共交通総合研究所第2回シンポ 入口違えど目標同じ 

7日、岡山市で開催された第2回地域公共交通総合研究所第2回シンポジウムに参加してきました。

両備グループCEOである小嶋理事長は設立趣意として「元気なまちづくりの一環として、それを支える地域の公共交通を救う一助となることを目的に、この問題に造詣の深い研究者や実務者とともにこの総研を設立する。」とはっきり宣言されています。

ローカル鉄道・地域づくり大学が、湊線で実証してきたナマの成功策を積み上げて地域鉄道活性化バイブル作成と人材育成を目指していますので、入口はだいぶ違っているようです。

が、目指すところは同じ。公共交通と地域の活性化です。

今回のシンポも交通政策基本法については、その違う入口からのお話をじっくり聞かせていただきました。内容が濃いためここですべてレポートすることは困難ですが、至るところで共通認識が。

シンポの最後に「人材育成もテーマかな」というお話がでましたが、まさに我が意を得たり。ローカル鉄道・地域づくり大学は3年前からその必要性を痛感し、実践的な取り組みを進めています。

また、「市民協働」で「公設民営」「上下分離」などの手法がないと地域交通の維持は困難だ、との認識も示されていました。その通りだと思います。

だとすれば「民設民営」で「市民協働」により黒字経営が見えてきた湊線の成果は、まさに日本の地域交通にとって至宝ではないか、と自負しています。

そのあたりは、今回のサマースクールでしっかりと説明させていただきます。ぜひ、ご参加を。