8日、人と環境にやさしい交通をめざす協議会(交通まちづくりの会)主催のフォーラム「交通政策基本法の展開」に参加して来ました。
今回の講師は熊本市都市建設局交通政策総室長肝付幸治さん。公共交通に携わる行政担当者からお話を聴こう、という趣旨です。
今夏のサマースクールでは、先進的な他社事例として熊本電鉄を取り上げる予定で、社長さんからもいろいろお話を伺ってきました。
それが行政からはどんな視点で見られているか、興味深いところでしたが、なかなか面白いお話を聞くことができました。
熊本市内では、3社のバス事業者と市営バスが競合して非効率な運行を行っています。これを解消するために受け皿会社「熊本都市バス」を設立、市営路線をこちらに移譲するなどして民営各社の経営改善と路線効率化を図っている、とのこと。
「現状ではそこまで想定はしていない」とのことですが、運輸連合につながる日本の国では最も先進的な取り組みだと思います。
この他にも市長がリーダーシップを取って公共交通活性化に取り組んできた結果、成果も上がってきているなど行政からみた貴重なお話も多々。
図らずとも熊本市内の鉄道事業者と行政のお話を双方から聞くことができました。せっかくですから、これを噛み砕いてサマースクールでお話してみたいと思います。
文字には書けないお話なども。乞うご期待。
(時間が足りるだろうか…。)