海浜鉄道日誌

湊線延伸 増収効果は?

 湊線延伸のお話が出ています。

 当然ですが課題が多くて簡単にできる話ではありませんが、延伸によってどのくらい増収が見込めるのでしょうか?

 ゴールデンウイークの輸送状況から推測してみます。

 5月3~6日の4日間、海浜公園セットクーポンの売り上げが約千枚。海浜公園入場者は約18万5千人。

 海浜公園入場者が年間百万人(控えめです)として、そのうち18.5%がこの4日間に集中したことになります。

 年間通じてこのペースで鉄道が利用されると見込むと、セットクーポンの売り上げは1000枚×(100/18.5)=5,405枚。

 税引き後の当社取り分を700円とすれば、(5,405-1,000)×700=3,083,500円の増収が見込まれます。

 あれ?案外少ないな、と思われそうです。

 が、これは鉄道からシャトルバスの乗り換えるなどかなり不利な条件での実績。

 勝田駅から乗り換えなし、終点駅名が「ひたち海浜公園」ということになれば、そして最盛期の駐車場不足と常軌を逸した感のある道路渋滞対策とししっかり周知・宣伝を行なえば、おそらく10倍の需要がものと推測されます。

 そうなれば増収効果は3千万円。輸送人員は8万人増(4万人が往復)。

 現状の利用状況を考えると、そのうちの3割=1万2千人が那珂湊で立ち寄りおさかな市場等へ向かうものと思われます。

 沿線にとっても鉄道にとっても非常に夢のある数値です。

 課題が多くて、などと言っていられないのでしょうか。

 周囲の皆さんのお気持ちはいかに。