海浜鉄道日誌

10月16日観光協会理事会 期待は大きく

 ブログを放置していた半月ほど、いろいろなことがありました。ひとつひとつ、できる限り振り返ってみたいと思います。

 10月16日には、ひたちなか市観光協会の理事会が開催されました。

 前回は、旅館関係の方からの「復旧工事関係者の滞在もなくなり、危機的だと思っていた震災後よりさらに宿泊者が減少している」との切実な意見が出て、取り巻く環境の厳しさに声を失う状態でした。

 今回も、厳しい状況ではあるものの「市内海水浴場の入込は、まだ少ないとはいえ前年の数倍」といった回復基調のお話や「JOC事故時の風評被害払拭には5年かかった」といった先を見据えたお話も出て、かつての賑わいに向けだんだんと復興が加速していることが感じられました。

 湊線も7月頃から定期外旅客の回復基調が定着し、上期はどうにか当初目標の旅客運輸収入95%(震災前比較)をクリアできそうな気配です。もっとも、オフシーズンに備えてもう少し貯金が必要だった、というのが本音ですが。下期は予算達成に向け、さらにがんばらなければいけません。

 ところで、ひたちなか商工会議所会頭で観光協会会長も兼務されてる株式会社サザコーヒー鈴木誉志男会長からアドバイス。「反射炉、ジオパーク、平磯の海岸。どれも貴重な観光資源。湊線でこれらを活用してひたちなか市をもっと活性化してくれれば」(実際には、具体例を示してもっと微に入り長くお話しいただきました)。

 期待が大きいようです。つぶれないようにがんばらないと。