ひたちなか市から大洗町にかけての海沿いは、古くから三浜地区と呼ばれています。
この地域には「国営ひたち海浜公園」「アクアワールド茨城県大洗水族館」「めんたいパーク」「大洗リゾートアウトレット」といった大型集客施設が集中していて、それぞれたくさんのお客様が訪れていますが、いずれも震災後は風評被害により苦戦を強いられています。
各施設が連携して現況を打破しようと「三浜大型集客施設等連携協議会」が発足、来年春に各施設を結ぶ路線バスを運行することを決め、15日に記者発表を行いました。「三浜大連協」で検索していただくと各報道機関の記事がご覧いただけます。
ひたちなか海浜鉄道も各施設を結ぶ輸送機関として、そして自らも観光施設として、鹿島臨海鉄道とともにこの協議会に参加しています。また、茨城交通も路線バスの運行を担う立場としてオブザーバー参加しています。
すでに海浜公園とはセットクーポンの発売、アクアワールドとは前売り券の窓口発売、めんたいパークとはツアーバスの受け入れなどの連携は行ってはいますが、提携強化によりまだまだ集客アップは可能だと感じます。
アクアワールドの音頭取りで始まった「民間レベルで組織する」画期的な取り組み。渋滞対策などの問題点もあぶりだしたい、と意欲満々です。
那珂川を渡ってすぐに広がるお隣大洗町。常々やりたいと感じていた「市町村域を超えた連携」が実現します。
湊線経営改善の起爆剤となるか。乞うご期待。