今回のサマースクールに向けて、ひたちなか海浜鉄道の弱点でもある副業について調べてみました。
他社が積極的に行っているグッズ販売やマクラギオーナー制度などです。
結果は「がんばっているけれど、副業による収支均衡は相当困難」。
銚子電鉄のように自社工場としっかりした販売網をもったおせんべいの販売は例外中の例外。とても他の中小私鉄がまねできるものではありません。サマースクールでは、銚子電鉄の財務状況を口頭でお話したら失笑が。ひたちなかには無理だ、ということで共通認識が得られたようです。
こちらで資料が取り寄せられる他社を見ても運輸収入の1/3くらいの運輸雑収入を得ている事業者が最高で、「副業で収支を償える」例は皆無に等しく、やはりローカル線の黒字化というのは難しいようです。
とはいえ、経常損失が3千万円台でおさまっていて、副業に力を入れているとは言い難い当社。がんばれば均衡ならぬ改善のための施策としては有望です。ちょっと気合を入れて行きますか。