第3セクター鉄道の平成23年度決算が次々に発表されています。
ひたちなか海浜鉄道もそうですが、今回の決算は実態と最終損益に大きなギャップがあるのが特徴でしょうか。
当社は、震災の影響で大きくお客様が減ったにもかかわらず、震災復旧工事費の補助により開業以来初めてのしかも1億5千万円を超える黒字。
肥薩おれんじ鉄道は、同じく運輸収入は減少したものの、運行支援補助金とJR貨物からの線路使用料の増加で開業以来初めての黒字決算。
由利高原鉄道は、運輸収入が横ばいだったにもかかわらず、車両検査が集中し収支は悪化。
いずれも単年度決算だけでみると、とても各社の実態を表しているとは言えないものです。
市民のみなさんには「一歩深い」数字の読みをお願いしたいところです。