海浜鉄道日誌

鉄道が媒体 デザインが人を救う

22日、いばらきコンテンツセレクション4開催。

予告どおり、コンテンツ活用事例として「ひたちなか海浜鉄道とクリエイターたち」というテーマでシンポジウムが展開されました。

話をまとめると…。

まちと鉄道の活性化をめざしてスタートしてまだ日の浅いひたちなか海浜鉄道に、みなとメディアミュージアムの提案が持ちこまれた。

そのアートのうち駅名標をイベント終了後も各駅にそのまま常設。

これが評判となり、中学校の美術教科書に採用され、さらには駅名標として初めてグッドデザイン賞を授賞。

現在は、駅名標だけでなくひたちなか市内の観光案内標識にも採用され、まちの活性化に一役買っている。

そんな中、精神障がいを持ちながら地域で生活している方の支援を行っている社会福祉法人はまぎくの会で、駅名標をデザインしたフィナンシェ「トレンシェ」を開発。

県の補助制度も活用した新商品はクオリティが高く、同情して買ってもらうのではなく、喜んで買っていただく商品となりつつある。

この成功により、入所者に支払われる時給などがアップ、自立に向けての第一歩となっている。

ざっと、こんな感じです。

自分たちの想定を超えたところで湊線がお役に立てていることが実証され、驚きとうれしさを感じます。

アウェイ感の強かったデザイン業界のシンポジウムで、ひとつ得るものがありました。

素材としては魅力度無限大の湊線。

コラボ提案、お待ちしています。